今日は、不意に外でアクシデントに遭遇した。
介護する娘が車いすに乗る母を病院の出口へ連れ出すところ、スロープで転倒したのだ。
目の前での出来事に、私は走り寄って、転倒した母を起こすのを手伝った。
大したことはできなかったかもしれない。
私の自己満足だったのかもしれない。
それでも、今日は困っている人のところへ走っていき、手伝うことができた。
昔の私は、どうしていいか分からなくて、何かあるとその場を離れてしまった。
でも今の私は、少しだけでも手を貸すことができる。
困ったひとを助けられなかった自分を、今日の自分が少しだけ救ってあげられたような気がする。
だから今日は、声をかけてよかった。
手伝えてよかった。
ほんの少しでも、あの娘さんの力になれていたらうれしい。
格闘技をやって、強くなったとか、試合で勝ったとか。
そういう分かりやすいことだけが、格闘技を続けて得られたものではない。
何か起きたときに、ぱっと動けるようになった。
突然話しかけられても、以前ほど慌てなくなった。
今日、困っている人を見たときに、考えるより先に身体が動いた。
もしかしたら、これも5年間格闘技を続けてきたから身についたものなのかもしれない。
試合の勝ち負けには残らないけれど、こういう変化も、私にとっては大切な「積み重ね」なのだと思う。

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